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各産地の金仏壇の違いを見分ける方法|有限会社松川仏壇

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各産地の金仏壇の違いを見分ける方法|有限会社松川仏壇

各産地の金仏壇の違いを見分ける方法|有限会社松川仏壇

2023/10/06

浄土真宗は金仏壇

金仏壇は浄土真宗の象徴とされ、宗旨である「阿弥陀如来への本願により浄土へ導かれるという教え」を表したお仏壇であると言われております。 「金は汚れのないもの」で、浄土を表しているとされます。 また全体が金箔で覆われた内装の荘厳さは、ご本尊の性根が宿った状態を示すものともされております。

金仏壇は、各宗派の本山寺院を模しており、宗派によってお仏壇の内部に違いがあります。

金仏壇には、日本古来の伝統工芸の技術(蒔絵・彫刻・錺金具など)が集約されています。伝統的工芸品(経済産業大臣指定)や伝統工芸品(都道府県知事指定)となっているものも数多くあります。

金仏壇の違いは?

お仏壇屋さんに行くとたくさんの金仏壇が並んでいるかと思います。

しかし、正直金仏壇は全部同じに見えてしまうことありませんか?確かにデザインとか違うかも知れないけどだから?みたいなことありませんか?今回はせっかく金仏壇を見るなら違いを楽しむためのポイントを紹介します。

金仏壇の産地

京都府の京仏壇、新潟県長岡市、製造されている長岡仏壇、石川県金沢市で製造されている金沢仏壇、愛知県名古屋市、で製造されている名古屋仏壇、滋賀県彦根市、米原市で製造されている彦根仏壇、大阪府で製造されている大阪仏壇など全部で15産地が金仏壇の伝統工芸品として認定されています。

産地によってデザインが異なりますので違いが楽しめます。

京都府の京仏壇

最高級の素材を使い、伝統の技法で仕上げる京仏壇は、各宗派の寺院建築をそのまま再現したかのような造りの精巧さや、すべて手作業で行われる箔押、蒔絵、漆塗、金具加工の美しさが大きな特徴です。 品質と格調の高さから「京もの」と呼ばれ、優れた芸術品としても広く国内外で認められています。

京仏壇、仏具は、昭和51年2月26日に経済産業大臣より「伝統的工芸品」の指定を受けました。 厳選の良質素材に伝統的技法を用いて手作りで製造される同仏壇には、経済産業大臣指定の「伝統証紙」と組合独自の「組合指定証紙」が貼られ、その品質が保証されています。「伝統証紙」とは、経済産業大臣指定の伝統的工芸品としての審査に合格した製品のみに貼られるものです。

新潟県の長岡仏壇

長岡仏壇の特徴は耐久性に優れ、世代を越えて受け継がれています。 頑丈さの理由は、台座と主体が分かれる組立方式にあります。 木目の美しい素材(国産の天然漆やケヤキなど)を使用していることや、宮殿の屋根が「三屋根作り」であることも同仏壇の大きな特徴です。

このため、長岡仏壇は100年経っても塗り変えれば綺麗な状態を保ち続けることが可能です。

石川県の金沢仏壇

金沢仏壇の最大の特色は蒔絵を前柱、段縁、中柱、風呂の戸、引出し、ハ等に至るまで広範囲にわたって施していることで、蒔絵仏壇としての特色を生かしています。 しかもその技術水準が極めて高いことです。 この蒔絵も磨き蒔絵、高蒔絵を主体としているため全体的に渋くかつ上品な美しさを備え、永久的に変色せず拭いても禿げません。

名古屋仏壇

名古屋仏壇には各宗派にあったそれぞれの様式がありますが、名古屋仏壇の主な特徴は、「みつまくり」といって本体を支える台の部分が高くなっていることや、宮殿御坊造(くうでんおぼうつくり)という豪華絢爛な構造を持つことが特徴です。

台を高くした理由は、昔から木曽三川がたびたびの氾濫があったため、水害から仏壇を守るための先人からの知恵でした。

姫路型

姫路仏壇は3尺以上の大型仏壇が多く、仏壇の塗りの技法も梨地塗り・溜め塗りが行われることが多く、また、障子部分が無双障子になっており内側外側の両方に開くことができるように蝶番が工夫されていること、台輪、支輪の隅が木爪になっていることなどが姫路仏壇の特徴となっています。

大阪仏壇

大阪仏壇は、合理性と豪華絢爛な造りを両立させ、伝統工芸士の技が冴えた絢爛豪華な佇まいが何よりも最大の特徴です。 日本における商人の都としての性格を反映してか、統一された金色のイメージを力強く印象付ける内部の豪華な造りで、引き戸には華麗な蒔絵が装飾され、宮殿の豪華さや格子天井も魅力を感じさせます。また、大阪仏壇は下台や障子扉の位置が高く設定されています。これは、高潮被害や集中豪雨などの水害から仏壇を守るために洪水対策としてこのような形になったとされています。

沢山の職人によって出来上がる

一部ですが金仏壇の産地と各金仏壇小特徴をお話しました。どの金仏壇も製造工程には、木地師(きじし)、荘厳師(しょうぐんし)、彫刻師、塗り師、蒔絵師(まきえし)、外金物師、内金物師、箔置き師の「八職」と呼ばれる職人がそれぞれ分業しており、職人全ての技術が揃わないと完成には至りません。これらの技術が造り出す仏壇は、「大きさ」+「木地型」+「宗派」+「造り」+「仕上」で組み合わされることから、数えきれないほど多種多様な型が存在しています。

もし全てが超一流の仏壇の価格は?

もしもですが、大型ですべて一流の技術を終結したお仏壇を作ったらいくらになるのでしょうか?

きっとフェラーリを簡単に購入できる値段になるでしょう。

ならばフェラーリ買うよ!という方がほとんどかと思いますが、2人の父母、4人の祖父母、8人の曾祖父母、16人の高祖父母…と5代前となる高祖父母の親は32人。わずか5代前にさかのぼるだけで、命をつないでくれた人はじつに62人になります。今自分がフェラーリが買えるほど裕福なのは多くの先祖のおかげかも知れません。

仏壇には、自分の命をつないでくれた先祖に感謝をし、供養をする役割もあります。

有限会社松川仏壇(本店)

有限会社松川仏壇(本店)

電話番号
0776-27-5538
FAX番号
0776-27-5398
所在地
〒910-0067
福井県福井市新田塚1-87-13
営業時間
9:00~19:30
定休日
不定休
支払い方法
各種カード対応。
各種pay対応。
設立
明治元年創業
平成3年8月1日に有限会社に移行
資本金
1000万円
事業内容
仏壇製造・販売・修復
仏具販売・神棚販売
線香・蝋燭・数珠等の消耗品
寺院仏具の製造販売・修復
仏事関係全般の商品販売

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