お仏壇の処分するときに魂抜きする?しない?|仏壇仏具まつかわ
2021/02/28
魂抜き
ほとんどの仏教の宗派では、に「魂を入れる」「魂を抜く」という考えを持っています。 仏壇やお墓にお参りをするのは、そこに魂が宿っていると考えているからではないでしょうか。もともと仏壇やお墓を購入した時など、お坊さんに魂入れをしてもらうことで、普通のものから、手を合わせる対象になるといわれています。 そのため、仏壇やお墓など、魂が宿っている状態のまま、動かしたり捨てたりするのはタブーとされています。 魂抜きとは、お坊さんにお経をあげていただき、仏壇に宿った魂を抜いくための供養です。
宗派による考え方や儀式の違い
仏教の宗派の一つである浄土真宗には「魂」という概念がありません。そのため、浄土真宗では「魂抜き」という言葉は使いません。
しかし、儀式が全く必要ないというわけではありません。浄土真宗の場合は魂入れ、魂抜きの代わりに「入仏法要」と「遷仏法要」とがあり、読経の儀式が行われます。
魂は目に見えないものですし、仏壇やお墓に魂が入っているとは「信じられない」と思う方もいるでしょう。また、実家や親せきの家の片付けなどをする際、仏壇を片付ける人がそもそも仏教を信仰していないということもあるかもしれません。
このような場合でも、魂抜きの儀式は行うことをおすすめします。なぜなら、先祖代々の仏壇やお墓には、ご先祖が宿っていると考えるからです。仏式で供養されてきたご先祖への感謝の気持ちを表すためにも、魂抜きの儀式は大切な意味をもちます。