49日を迎える前に本位牌の準備を|福井県仏壇仏具のまつかわ
2021/09/15
49日を迎える前に本の準備
葬儀の際に、用意される「白木の位牌」は、「仮の位牌」です。 四十九日までに漆塗りなどの「本位牌」に作り替えます。
お位牌について様々な考え方があると思いますが、私は遺族の呼び掛けに応えて故人の魂と繋がれる、アンテナのようなものと思います。空中を漂うご先祖の魂を地上に呼び寄せ交感するという行為には、儒教儀礼の影響が感じられます。 位牌がなければ、故人やご先祖がご自宅に帰ってくることが出来ません。
近代化の流れの中で仏教徒であるという意識が希薄になり、今まででしたらおに仏様をおまつりすることよりもご先祖の供養が大切であると考える人が増える中で「仏壇は先祖の位牌を安置する場所」という考え方が広まってきています。