法事と法要の違い|福井県仏壇仏具のまつかわ
2021/09/22
法事とは?法要との違いや時期・種類について解説
大切な親族が亡くなると、定期的に法要が催され、僧侶を招いて故人の魂を供養します。
一般的にはこのような行事のことを法事と言いますが、法要との違いを理解した上で言葉を使い分けている人は、あまり多くありません。
そこで本記事では、そもそも法事がどのような行事であり、法要との違いや行事が執り行われる時期、種類について詳しく説明します。
そもそも法事とは?
一般的に言われている法事については、言葉の意味や行事の内容について、何となくイメージできるかもしれません。
しかし、法事について明確な定義を知っておかなければ、適切な言葉の使い分けができなくなってしまいます。
まずは法事がどのようなものであるかについて、知っておきましょう。
法事は仏教行事の一つです。親族や故人にゆかりのある人たちが集まって、僧侶と一緒に故人の冥福を祈る上手だと認識している人が多いです。
しかし、厳密に言うと、法事は数多くの仏教行事の一つになっています。
そのため、お盆や彼岸供養といった行事も法事に含まれており、それらの行事の一つに、いわゆる法事が含まれているということになるのです。
法事を行うタイミングやスケジュール さまざまな仏教行事が含まれる法事には、いくつかの種類があり、何回目の命日を迎えるかによって、法要の呼び方が変わってきます。 法事を行うタイミングやスケジュールを知っておくことで、計画的に故人の冥福を祈れるようになり、ご先祖様を長く大切に想うことができるようになるのです。
初七日(しょなのか)
初七日は、故人の命日から七日目に行われる法要です。
この日は故人が三途の川に到着する時期だとされており、穏やかな流れになっている川を渡れるように、僧侶や親族、故人にゆかりのある人たちで祈ります。
初七日法要では、参加者たちが故人の写真やを見ながら、僧侶の読経のもとでお焼香をしていきます。
開催場所は自宅である場合もあれば、お寺に故人の遺骨などを持ち込むことで供養してもらう場合もあり、親族で相談して決めるようになります。
最近では、繰り上げ法要や繰り込み法要と言い、葬儀の日に初七日法要も執り行う人も増えています。
親族の負担も考慮しながら、初七日法要のスケジュールを組むようにしましょう。
七七日(しちしちにち・なななぬか)
七七日は、故人の命日から49日目に行われる法要です。 これは四十九日とも呼ばれており、法要の中では最も知られている行事になっています。 四十九日では、これまで受けた裁きの結果をもとに、来世でどのような世界に行くかが決まる、重要な日になります。 ここでは、僧侶や親族だけでなく、故人と生前関わりがあった人たちも集まって、一緒に冥福を祈ります。 また、これまで使用されていた白木位牌は、菩提寺に納められ、新たに本位牌がに置かれるようになり、それと同時にお墓に納骨も済ませます。 四十九日をもって忌明けとするところがほとんどで、参加者たちで食事会を開催して、これまでもに服していた生活から元通りの生活へと、気持ちを切り替えるタイミングになるのです。