日蓮宗の珠数の特徴を紹介|仏壇仏具のまつかわ
2022/12/26
日蓮宗数珠
女性物
一般的に使用される日蓮宗のお数珠の形は、主玉108個からなる二重タイプです。
主玉が108個、親玉が2個、天玉が4個に、浄名玉が1個、弟子玉が20個、露玉が4個、数取玉が10個に、梵天房が5個ついています。親玉から7つ目と、21個目に天玉があります。
日蓮宗のお数珠は二つある親玉から、房が2本出ている方と3本出ている方がございます。
2本出ている方の親玉は、「釈迦如来(釈迦牟尼)」を表し、3本出ている方の親玉は、「多宝如来」を表すと言われています。房が3本出ている方の1本だけ短い房が付いているものは、玉が10個ついており、「数取玉」と呼ばれ、日蓮宗独特の形でございます。日蓮宗のお題目、「南無妙法蓮華経」を唱える際、数を数える為に用いられ、10回繰ったら、約1000回のお題目を唱えたことになると言われています。
【主玉(108個)】×【親玉(2個)】×【四天玉(4個)】×【数取玉(10個)】=約1,000回