仏壇用花のタブーを知って正しい供養を
2025/03/10
に供える花にはいくつかのタブーがあります。正しい供養のために、以下の点を意識しましょう。
仏壇用の花のタブー
トゲのある花は避ける
バラ、アザミ、サボテンなどのトゲのある花は、故人や仏様に対して不適切とされています。
トゲが「痛み」や「苦しみ」を連想させるためです。
毒のある花は避ける
彼岸花、スズラン、トリカブトなど毒を持つ花は、縁起が悪いとされます。
彼岸花は墓地によく見られますが、仏壇には不向きです。
香りが強すぎる花は避ける
ユリ、キンモクセイ、クチナシなど、強い香りの花は控えめに。
香りがきついと線香の香りと混ざり、供養の妨げになることもあります。
派手すぎる色や奇抜な花は控える
ネオンカラーの花や、極端に派手な花は仏壇にはそぐわないとされています。
ただし、故人の好みによっては許容されることもあります。
ドライフラワーや造花は避ける(宗派による)
一部の宗派では「枯れた花=死や不吉」を連想させるため、生花が基本。
ただし、仏壇が傷むのを防ぐために造花を使うケースもあります。
仏壇に適した花
✅ 菊(特に白菊) – 長持ちし、仏花の定番
✅ カーネーション – 故人を偲ぶのに適している
✅ リンドウ – 敬意や誠実さを表す
✅ スターチス – 枯れにくく、長く供えられる
✅ 小菊やトルコキキョウ – 落ち着いた雰囲気で仏壇向き
花を供える際のマナー
左右対称に飾るのが基本(一本だけ供えるのは避ける)。
花が枯れたらすぐに取り替える(枯れた花は不吉とされる)。
花立てや水を清潔に保つ(悪臭や虫の発生を防ぐ)。
仏壇の花は、故人を偲び、供養する大切なものです。タブーを避け、適切な花を選びましょう。