数珠の玉の数の意味|仏壇仏具のまつかわ
2023/05/04
数珠の玉の数
数珠の玉の数は、百八が基本です。
それは、除夜の鐘を百八つくのと同じで、人間の限りない欲望と執着の量を表します。
また、 修行の際に、108の煩悩を断ち切るという意味があります。 数珠の玉の数もそれになぞらえ、108個を1つずつ繰って数えながらお経や念仏を唱えてきたことから、念珠と呼ばれることもあります。
108の半数である54(半数)の数珠は、悟りに到る菩薩の修行の段階である54位を、27(四半連)の数珠は、二十七聖賢を表します。
108を3分の1、6分の1にしたそれぞれに意味があるのです。
正式な数珠は108玉とされていますが、携帯しやすいように半分の54玉、4分の1の27玉などさまざまあります。片手数珠と呼ばれることもあります。