仏具磨きピカール|仏壇仏具まつかわ
2021/10/13
ピカールの使い方
用意するもの
- ピカールで金属磨きをする時に用意するものはピカール、磨く用の布、拭き上げ用の布、ゴム手袋の3つだけです。 布はクロスでも良いですし、おうちにあるやわらかい布であれば何でも大丈夫です。
特別な道具がいらないので、気軽にお手入れできるところがピカールの良さですね。 また磨き始める前に、金属製品に付着したゴミやホコリは取り除いておきましょう。
ピカールは成分に灯油が含まれているため、必ずゴム手袋をはめてから作業を行うようにしてください。 また少しガソリンのようなにおいがするので、部屋の換気をしながら作業をするようにしましょう。
準備ができたら、磨き用の布にピカールを適量とります。 ピカール液やピカールネオの場合は、缶をよく振ってから使用してください。 クリームタイプのピカールケアーは、出す量を調節しやすいため、少量ずつ出して磨いていくのがおすすめです。
力はいらないが根気よく頑張る
ピカールをつけた磨き用の布で金属製品を磨きます。 ついゴシゴシと力を入れてしまいがちですが、力の入れすぎは磨きムラや磨き傷の原因になるので注意しましょう。
優しく馴染ませていくだけでも汚れやくすみが落ちるため、ダメージを与えないよう強くこすらないようにしてくださいね。 軽度のサビであれば一緒に取ることもできますが、厚くなってしまったサビを取り除くことはできません。
汚れがとれたら、拭き上げ用の乾いた布でピカールを拭き取ります。 このとき拭き残しがないよう、しっかり拭き取ることを心掛けましょう。
一度では取り切れない頑固な汚れも、定期的にお手入れすることで徐々に目立たなくなっていきます。 ピカールならたった3ステップで金属磨きが完了するため、掃除のついでにさっとお手入れできるのが嬉しいですね。
塗りやメッキ加工のされている物の磨き剤は厳禁です
ひとくちに真鍮の仏具と言っても様々で、色付された仏具やメッキ加工をされた仏具もあるので注意が必要です。
真鍮の仏具には「宣徳色(せんとくしょく)」と呼ばれる黒っぽい色をしたものがありますが、これは真鍮に漆を塗ってから、焼きつけをしたものです。
このような着色された仏具に磨き剤を使うと色落ちの原因になります。
酢や磨き剤は使わずに乾いた布でお手入れします。
1.仏具の表面を傷つけないように、柔らかい布で軽く乾拭きします
2.しつこい汚れは、固く絞った布で水拭きした後すぐに乾拭きします
汚れがひどい場合は、お湯で温めてから拭くと、汚れが落ちやすくなります。
メッキ加工がされた真鍮も、メッキがはがれ落ちてしまうので磨くのは厳禁です。
お手入れ方法については、塗りの仏具と全く同じ方法で問題ありません。
仏壇や仏具は日頃からのお手入れが大切です。
特に真鍮製の仏具は、放っておくとどんどん変色して劣化してしまいます。
ただ、忙しい日々の中で仏壇のお手入れや仏具磨きをするのは、少し大変かもしれません。
仏具磨きの時間がとれなかったり磨き方に自信がない方は、仏具店や専門の業者に相談してみるのもいいかもしれません。
何より大切なのは、仏様やご先祖様を祀る仏壇や仏具を美しく保ちたいという気持ちです。
こんなところでもピカールが大活躍
金属製品の光沢を蘇らせることができるピカールは、一家に一つは常備しておきたいスグレモノです。 おうちのいたるところで活躍するうえ、使い方も簡単なのでお手入れを習慣づけられるといいですね。
でも金属磨きといっても、ぱっとイメージが浮かばない方もいるかもしれません。 そんな方のためにピカールのおすすめ活用法を紹介します♪
長年使っているキッチンのステンレスシンクは、水垢や油膜が蓄積されてくすんだ状態になりがちです。 そうなってしまうと洗剤では落としきれないため、そんな時にもピカールの出番です。
もちろん使い方も簡単です。布にピカールを適量とり、シンクをこするだけ! これだけで頑固な汚れやくすみもみるみるうちに取れてしまいます。
ステンレス製の蛇口であれば一緒に磨けるので、シンクが見違えるほどピカピカになりますよ。 ただし、鏡面仕上げなど磨き傷が目立ちやすいシンクもあることと、キッチンによって素材は異なるため、目立たない場所で試してから磨くようにしましょう。コーティングなどの表面処理をしたものは、使用に適しませんので気をつけてくださいね。