仏壇の種類・意味|仏壇仏具まつかわ
2021/08/27
おの意味と役割とは?種類や材質についてもご紹介!
和室や仏間のある家庭に置かれるイメージが強かった仏壇ですが、最近ではさまざまなデザインやサイズの仏壇が登場し、仏壇に対する考え方も今までとは変化してきています。 そこで今回は、仏壇にはどんな意味や役割があるのかを改めてお伝えするとともに、仏壇の種類や材質などについてもご紹介していきます。 仏壇の意味を改めて見直すきっかけにしていただければと思います。
伝統的なお仏壇
伝統型の仏壇には、主に「金仏壇」と「唐木仏壇」があります。
金仏壇は黒の漆塗りに金箔が張られた仏壇で、その名の通り、極楽浄土を彷彿とさせる荘厳な雰囲気の仏壇です。漆や金箔の質や量、細工の細かさなど、どれだけ手間暇をかけているかによって金額が変わってきます。
また、唐木仏壇は、金仏壇とは対照的に、シンプルな雰囲気の木の素材を活かした仏壇です。材質には黒壇や紫壇が使われているものが知られ、わび・さびの文化を表しているものとされています。
唐木仏壇は、使われている木材の種類が金額に大きく影響します。本黒檀や本紫檀など輸入が制限されている木材を使用している仏壇はその希少性もあり、高額になりやすいです。
仏壇に使用される主な木材と特徴
お仏壇を置けないときはどうする?
さまざまな事情から仏壇が置けない場合、手元供養などを仏壇の代わりにすることができます。 手元供養は、お墓などに納められる遺骨や遺灰を、ミニ骨壷やアクセサリーなどに納めて、常に故人を身近に感じることができるような供養の方法です。あまり場所をとらない供養の方法のため、ご自宅の中に仏壇を置くスペースがない方であっても問題ありません。 また、仏壇を置けない方だけではなく、お墓や納骨堂が遠かったり、購入を控えたいと考えておられたりする方にもおすすめです。 アクセサリーに納める場合、ブレスレット・ペンダント・指輪などで手元供養をすることができます。女性用だけでなく男性用のアクセサリーもあり、身に着けることができるので、いつでも故人を身近に感じていたい方に選ばれています。 また、祈り壇というミニ骨壷などが置ける専用の棚も販売されています。こちらを手元供養と合わせて使うことで、省スペースで仏壇のような目的を果たす空間をつくることができます。
お仏壇を置くことって必要なの?
仏壇がある風景は、これまで多くの家庭で見ることができた姿でした。 しかし、核家族化が進んだり、マンション住まいの方が増えたりしたことで、改めて仏壇の必要性を考える方もいらっしゃるのではないかと思います。 仏壇はもともと、それぞれの家で信仰する各宗派のご本尊を祀り、礼拝するものでした。それが現代では、ご本尊だけでなく、ご先祖様や亡くなった家族に手を合わせる場所になっています。 そんな役割をもつことから、仏壇を置くことの良さは、お寺に行かなくてもご本尊を拝めること、お墓参りがなかなかできなくても先祖や亡くなった大切な家族に想いを馳せ、対話することができることなどにあります。