蓮の花|仏壇仏具まつかわ
2021/08/04
仏教と蓮の関係について
さて仏教には蓮の花がよく出てきます 仏教に関する絵には仏様が蓮の花の上に座られている様子が描かれていたり、仏像の下の台座が蓮の花だったりします。
なぜなのでしょうか??
仏像が蓮華座の上に載っているのは、仏様のいる世界(浄土)には蓮華が咲いていると信じられているためなんです。
また蓮の花は泥水の中にあってもまるで汚れを知らない美しい花を咲かせています。
これは、人間が生きていく上での苦しみや悲しみ(煩悩)を泥に表し、花が咲くこと(悟り)を表しています。「いろいろな苦しみや悲しみを経験しなければ悟りを得ることはできない」と教えてくれているのでしょう。
蓮の花は、どのような困難や苦労があってもいつかは美しい花を咲かせたい、と願う人々の想いを反映した花と言えます。
現在、「自分さえよければいい」「自分が一番大切」そんな汚い煩悩であふれる人間社会の中、つらいことばかりの社会ですが、そんなことに負けず、蓮の花のように綺麗な花を咲かせたいものです。