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位牌|仏壇仏具まつかわ

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位牌|仏壇仏具まつかわ

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2021/04/16

位牌とは

位牌は故人の戒名、亡くなった年月日、年齢、生前のお名前などが書かれた札です。故人の魂が宿る場所として仏壇にお祀りして、安らかに成仏できることを願って供養します。

位牌の由来や歴史

位牌の由来は諸説ありますが、中国の儒教に影響を受けたという説がよく言われています。

中国儒教では、ご先祖様の官位や名前を「木簡(もっかん)」と呼ばれる板に記し祀り、ご先祖様を供養していました。

この「木簡」が位牌の由来ではないかという説が有力ではないかと思います。
(木簡以外にも位板(いばん)・木主(もくしゅ)・神主(しんしゅ)・虞主(ぐしゅ)などと呼ばれているそうです。)

儒教の影響を受けた日本の禅宗僧侶が鎌倉時代に位牌を祀る儀礼を始め、江戸時代には一般庶民にも広まったと言われています。

また、日本古来の宗教である神道の「霊代(みたましろ)」が由来という説もあります。

霊代とは、ご先祖様の霊を祀り供養するための依代のこと。

依代とは神霊が宿るもので、樹木、岩石、人形などに宿るといわれています。

この考え方が位牌の由来であるという説もあります。

浄土真宗は位牌がいらない?

浄土真宗の教えは、信心をもって亡くなれば阿弥陀如来によって救われるというものです。故人の魂は阿弥陀如来にお迎えいただいて極楽浄土へ導かれ、仏さまに生まれ変わります。つまり、亡くなった時点で成仏されるので、遺族が供養したり位牌を作ったりしなくて良いのです。極楽浄土は六道輪廻を離れた仏さまの住む世界です。西方十万億土の彼方にあり、金で出来た大地に妙なる音を鳴らす宝の樹木が並び、池は八つの功徳のある清らかな水に満ちて、美しい光を放つ蓮華の花が咲き誇っているといわれています。

浄土真宗は位牌の代わりに法名軸と過去帳を用います。法名軸は法名と亡くなった年月日を書いて、仏壇の内側面に掛けて飾ります。向かって右側に両親や直近の亡くなった方を、左側にご先祖様の法名が記されている総法名軸を掛けることが多いです。過去帳は複数の方の法名と亡くなった年月日、年齢、生前の名前をまとめて記すことのできる帳面です。日付け入り場合、日めくりカレンダーのように1日から31日まで順にめくって、故人の月命日を確認することができます。日付けのない場合は、亡くなった順番に記入します。過去帳はカラフルなものや寄木細工などあり、過去帳台(見台ともいいます)に乗せて仏壇のなかに置きます。

戒名、法名、法号

戒名とは浄土真宗および日蓮宗以外の宗派において、仏様の弟子になった証として、お寺からつけてもらう名前です。

本来の仏教の習わしでは生前にいただくものですが、現在は亡くなった後に戒名を付けてもらうことが一般的です。

浄土真宗では法名、日蓮宗では法号といいます。

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