木材図鑑 紫檀
2020/01/27
木材図鑑紫丹
紫檀とは?
紫檀は非常に硬い木材で木理は交錯し、重硬なため、乾燥および加工性にやや難がありますが、正しい加工をした後は肌触りの良い美しい仕上がりが得られる樹種です。
加工中はシタン特有のツンとする香りを感じますが、加工が終わり製品になったものは殆ど匂いは感じません。
特に処理などを行わなくても虫や菌に侵されにくく、腐りにくい為、耐朽性には極めて優れている樹種と言えます。
心材は色味の違う部位が複数重なっているので縞模様に見えます。
乾燥は困難ですが乾燥後は狂いの少ない木材となります。
用途 シタンは主に数珠などの仏具、、高級箸、お椀、唐木細工などの小物の材料として使用されます。
また、内装材としては床柱として利用され、琵琶や三味線の棹(サオ)など和楽器の材料として使われる事もあります。