浄土真宗は位牌がいらないの？｜仏壇仏具のまつかわ

位牌とは、亡くなった方の戒名・法名や死亡年月日などを記してお祀りし、故人の霊魂が宿る場所となるものです。私たちは位牌を通して、故人を思い、冥福を祈ることで、供養をすることができます。

基本的には仏教では故人様の魂は位牌に宿る依代と考えられています。先祖や故人様の写真には魂は宿りませんので、お位牌のもつ意味合いはとても重要であり、大切な存在です。
しかし浄土真宗では、亡くなると仏さまになる（往生即成仏）と言われており、故人様の魂は供養を必要としません。そのため位牌は不要と考えられています。代わりに過去帳や法名軸と呼ばれるものをに飾ります。

浄土真宗など、宗派の教えに関係なくお位牌を作られる方は大勢いらっしゃいます。

お位牌とは故人の霊魂が宿る場所とされていますので宗教など難しいことを考えず、故人様の生前のお人柄やイメージに合ったお位牌をお選びください。

最近では豊富な種類のお位牌があります。きっとピッタリなお位牌が見つかるはずです。

最近では、特定の形式やしきたりに囚われない葬儀を行う方や、宗教に対して信仰心がない方が増えてきているようです。

ただ、このような無宗教者の葬儀やその後の供養は、決まりごとがないだけに、味気ないと感じる方が多いようです。そのため、せめて毎日手を合わせる対象が欲しいと位牌を購入する方は少なくありません。

無宗教では戒名がないため位牌には本名が刻印されますが、無宗教だからといって位牌を作ることができないわけではないのです。