金箔の種類と一枚の値段|仏壇仏具のまつかわ
2022/06/24
金箔が食べられる
皆さん金箔と聞いたら値段が高い、高級なイメージがあると思います。
その通りです。
金箔一枚のサイズは約10㎝×10㎝で厚さは約0.001㎜になります。一枚の金箔で約500円程度になります。
左図のソフトクリームのが金箔1枚分に相当だと思われます。
福井県のお隣金沢市にある「金箔のかかがきソフトクリーム」を一度は贅沢に食べてみたいですね。
金は純度が高ければ高いほど酸化しないため、胃酸で溶けることもありません。
食用金箔に使われる金の純度は、工芸品用の金箔よりも純度が高いものがほとんどです。そのため、体内に取り込んでも消化・吸収されずにそのまま対外に排出されます。
食用金箔は無味無臭な上、栄養もカロリーもありません。つまり金箔を食べても毒にも薬にもなりません。
金の持つ性質によって肌のバリア機能の修復・殺菌作用・血行促進の効能があると言われています。
金箔といっても種類が豊富
金箔を作る技法は「縁付け」と「断ち切り」と二つあります。
金箔の厚みはおおよそ約0.001㎜です。また平均厚さでみると、断切箔は縁付箔よりわずかに厚いです。(断切箔と縁付箔の違いは下記をご覧ください)
縁付箔は、打ち紙に手漉き和紙を用いているので格子状の紗(しゃ)の目が金箔に現れています。格子状の目が残るということは、厚さが周期的に変化していることを意味しています。
一方、断ち切り箔の場合、透かしてみると放射状の模様が見えます。これは箔の延び方向と関係していると考えられ、縁付箔と同様に厚さの不均一があることを意味しています
金箔、銀箔、銅箔、プラチナ箔 etc.
箔にはさまざまな種類があります。
金箔においてもさらに種類があり、金のみを薄く延ばした24Kの純金箔もありますが、
多くが微量の銀・銅などを合金、製箔したものです。
合金配合率の違いによってそれぞれ色味や風合いが異なり、用途によって選ばれます。
金箔の価格は?
先ほど言ったとおり、金箔を作る技法は「縁付け」と「断ち切り」と二つあります。
この技法でも値段は変化します。
また金箔においてもさらに種類があり、金のみを薄く延ばした24Kの純金箔もありますが、工芸品などに使われている金箔の多くが微量の銀・銅などを合金、製箔したものを使用しています。
純金の金箔の値段は何となく想像がつくと思いますが、微量の銀・銅などを合金した金箔の値段はピンとこないと思います。2022年の金箔ですと金の相場が1g8800円ほどしていますので、微量の銀・銅などを合金された金箔の値段は一枚平均400円前後です。
この先も金の値段は上がりそうなので、金箔を豊富に使用する金の値段も上がりそうです。